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図形

ちょっと難しい話になるかも。

「図形」

この人には勝てないなと言う人が共通して口にする言葉です。
物事が「図形」に見えていると。

例えば、説明書。
手順1〜結果までをページをめくりながら説明文を見て行くとする。
もう一方は1ページにまとめた図解でそれを追ったとする。
恐らく、後者の方が明快に感じると思う。

図解では、結果とプロセスが同所にあって、プロセスは「そのための連続性」を持って理解される。
なので、分かりやすい。

文書だと、情報は前から順番にやってくる。
それがどう言う情報だと分からずに、とりあえず入れてしまい、あとから整理する。
だから、遅い。

本を雑多に買って来て、後から本棚を買って来て入れる様なもんだ。
途中でそろそろ整理しないとと思っても、結果が分からなければ
どれくらいのサイズの本棚を用意すれば良いのかすらも分からないのだ。

小節以外は結果から読む。「目次」をまず読み、「まとめ」を次に読み、中身を読む。
これは例えであって、何も本の読み方の話をしてるんじゃない。
こうやって、「昇って行く」のではなく、「降りて行く」方が話は早いんだと思う。

ちょっと分かって来たかもしれないのよね。
図形と言うのは「法則性」の置き換えかも知れない。

譜面を見てて最近思う。
これに持ち込む「慣れ」と「暗記」の領域は以外と少ない。
法則化・・というか、既に手紙として提示されている
法則を読み解いて行くパズルみたいな物に思えて来た。

「法則」になってしまえば、それはスライドして別の物にも適用出来る。
それに、1〜10まで覚えるのではなく、1を10に分岐させる法則だけ覚えれば良い。

これはもっと大局にも必ず当てはまるはず。
ゴール地点の明確化、プロセスの図形化。

途方も無い作業に、ランドマークを打ち立てるための術が、遅まきながらも少しずつ見つかりはじめた様に思う。
だとすれば、今は、こう言う脳の使い方自体の錬磨期間だ。

甘んじない。日々、人は伸びる。

2012年02月29日 18:03

プライベート・フォトジェニック

僕は写真を撮るのが苦手だ。何を撮ってもペタンとしていて、「で?」と言う感じだ。

そんなこんなで長い事、カメラと言う物体を「苦手な物」フォルダに入れっぱなしにしていたのだけれど、
フォトレタッチをガッチリやり出してからは、最低限でも写真は撮れなきゃなと思い始めた。

そんな中で、最近カメラマンの方が撮ってくれたライブ写真を目にする機会があった。
バンドをやってた頃の物だから随分前に撮られた物なのだけど、凄く思う所のある写真だった。

職業柄、色んな方に写真を撮ってもらう機会があり、著名な写真家の方から
駆け出しの方まで、様々な方のフィルターを通した自分の姿を見てきた。
見事にみんな作品性が異なっていて、面白い物だなと思ったのを覚えている。

写真に関して、僕はうまいとか下手だとかと言うのは、ある一定のラインを超えると正直分からなくなる。
ただ、そこに何か感じられる物があるかどうかと言うそれは、表現のジャンルをまたいだ物として直感出来るつもりだ。

最近僕が目にしたその写真が、他の方に撮って頂いたもの比べて、技術的にどうだと言われればそれは分からない。
ただそれは、そこに込められた愛情が緩い熱波の様に伝わりいる写真だったし、
少なくとも自分を映した写真を見てそう言う気持ちになったのはそれが初めてだった。
こんなにも愛されていたのかと、ほとんど泣いてしまいそうになりながら、
僕は動かない昔の自分の汗を笑顔を見ていた。そうか、こういう風に君には写っていたか。

小学生の頃から疑問に思っている事がある。
僕らは「同じ物」を感じているのかと言う事。
例えば、僕はトマトが苦手だ。
トマトが好きだと言ってる人と、僕が感じている味は果たして同じなのか?
それを好きと思うか嫌いと思うかは主観だけの問題なのか?
それともそもそも感じている味自体が違うのか?

瞳。人はさまざまな目で、人を、出来事を、時間を見る。
僕は君がトマトを食べて感じる味を知る事は出来ないのだけれど、
誰かの瞳を通してみた世界と言うのを、一枚のフィルム越しに見る事が出来るのかもしれないなと思った。
僕が歩いた軌跡を見つめる、少なからぬそう言う瞳が会った事を、
今更ではありますが本当にありがたく、暖かく思う。
遅くなってしまったけれど。本当に本当に、ありがとう。

うまく撮ろうと言う発想はもうピントが惚けている、
生命の波長を合わせて、呼吸を合わせて。
今、自分だけの目に見える物を、ただそのままに。
それだけ出来たら素敵だなと、本当に思う。

写真か。凄いもんだな、これも。

随分時間が経ってしまったのだけれど、こういう気持ちを抱かせてくれた彼女の事を本当にありがたく思う。
あれから随分経つ。きっと腕も上げた事だろう。
そう言う愛の大きさがこもった写真をいつまでも撮り続けてほしいなと切に願う。
頑張れ。オレも頑張る。

2012年02月12日 18:07